

ハイローオーストラリアの転売ってどうやるの?

ハイローの転売を使ってうまく稼げない?
ハイローオーストラリアには転売という機能があり、利確や損切りをするときに重宝します。しかし、バイナリーオプションに慣れていない人にとっては馴染みのない機能なので、どのように使えば良いのか悩んでいる人も多いでしょう。
そこで本記事ではこのような疑問をお持ちの方に向けて、ハイローオーストラリアで転売をする方法、注意点などを紹介していきます。
やりすぎが良くないと言われている理由についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
- ハイローオーストラリアの転売を使えば利確や損切りができる
- 取引画面上部のマークから転売がおこなえる
- 利確・損切りができる以外に大きなメリットはない
- ペイアウト率が下がるのが特に大きなデメリットで、基本的には転売しない方が得
- 利益の計算も難しくなる
- テクニカル分析の上達を妨げてしまう可能性もある
- エントリーミスしたときには使いやすい
- 月曜日朝7時の窓埋め時には活用しやすい
ハイローオーストラリアの転売機能とは
ハイローオーストラリアでは転売という機能を利用できます。転売とは、エントリーをした後に判定時間を待つことなく終了させる機能です。
転売をすることで、その時点の評価額となるペイアウトを獲得できます。利確をするにも、損切りをするにも使えます。
たとえば「ハイでエントリーをして価格は上がったものの判定時間には価格が下がりそう」という場合に転売をすれば、現在の価値に合わせて利益を確定できます。また「ハイでエントリーをしたけど価格は下がり、もう上がる見込みがない」という場合は転売をすることで損失を抑えられます。
ハイローオーストラリアの転売の使い方【スマホ・PC】
- 通常通り好きな銘柄・取引方法でエントリーする
- 右上に表示される点のついたマークをクリックする
- 画面左にエントリーした内容が表示される
- 転売時のペイアウトを確認したうえで「転売」をクリックする


- 通常通り好きな銘柄・取引方法でエントリーする
- 画面上部に表示される点のついたマークをタップする
- 画面下にエントリーした内容が表示される
- 転売時のペイアウトを確認したうえで「転売」をタップする


ハイローオーストラリアの転売のメリット
ハイローオーストラリアの転売のメリットは以下の2つです。
それぞれ解説していきます。
利益を確定できる
1つ目のメリットが利益を確定できる点です。バイナリーオプションを利用していると「途中まで勝ってて良かったのに判定時間ギリギリで反転して負けた」というケースは少なくありません。
転売を活用すれば、勝っている時点で利益を確定できます。もちろん、転売をしてもその後も順調に勝っていたという場合もありますが「どうしても負けたくない」という場面では役立つでしょう。
損失を抑えられる
損失を抑えられるのもメリットの一つです。バイナリーオプションは一気に価格が変動して「どう考えても負ける」と感じる場面は多いでしょう。
そんなときに転売をすれば、負けるにしても全額を損失するのではなく、一部のエントリー額が返ってきます。いわゆるFXなどの損切りに近いイメージです。
もちろん、転売をした後に価格が反転して「転売をしなければ勝っていた」という場面も出るかもしれませんが、上手に活用すれば損失は抑えやすくなるでしょう。
ハイローオーストラリアの転売の注意点
ハイローオーストラリアで転売をする際は以下の注意点を確認しておきましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
転売するとペイアウト率が下がる
転売をするとペイアウト率が下がります。下がる額は転売をした時点の額によって異なります。
さまざまなケースがあるため、一概には言えないものの、もしエントリーしたときと同じ額で転売した場合は、元値のおおよそ10%から30%ほど減った額が返ってきます。つまり、転売で利確をする場合は、元値からかなり大きく勝っている必要があります。
反対に損切りをする場合も、同額の時点で10%から30%ほど減っているため、実際に負ける見込みが濃厚になっている状態での転売はさらに得られる額は少ないです。転売をした後に値段が動いて勝てるようになることもあることを考えると、わざわざ転売をして、損切り・利確するのはもったいないともいえるでしょう。
転売できない取引もある
ハイローオーストラリアでは、TurboおよびTurboスプレッドの30秒・1分取引では転売ができません。
HighlowおよびHighlowスプレッドであれば、どの取引でも転売は可能です。
利益の計算が難しい
ハイローオーストラリアはペイアウト率が基本的には固定されており、どの時間帯で取引をしても、同じ銘柄・取引方法であれば常に同じペイアウト率です。そのため、利益の計算がしやすくなっています。
たとえば常にペイアウト率2倍の取引をしていて、毎回同額でエントリーをすると、どれくらい勝ってどれくらい負けたのかわかりやすいです。月初めに100万円の資金があったとして毎回1万円の取引をし、月末に120万円になっていた場合は、20回分勝っているとすぐに判断できます。
このように利益の計算ができれば、利益が生まれた月は自分がおこなった取引方法は有効的だったと分析でき、より上達しやすくなります。
しかし、転売をして利益の計算が難しくなると、たとえトータルで勝てたとしても「転売による損切りや利確がうまくいったのか」「転売をしていなかったらもっと利益は出たのか」など、わからないことばかりです。自分がどのようにして利益を上げたのかがわからないと、翌月以降の再現性にかかわってきます。
特に最初は、ペイアウト率や取引方法・銘柄などを固定して、ご自身が勝ちやすい形を見つけることが大事です。
ハイローオーストラリアの転売のコツ
ハイローオーストラリアで転売をする際は、以下のコツも覚えておきましょう。
それぞれの詳しく解説していきます。
転売を使いすぎない
転売は使いすぎないことをおすすめします。転売をやりすぎると「不安になったら利確・損切り」という癖がついてしまいます。
バイナリーオプションというのは、今までのチャートからこれからどのように動いていくのかを予想するものです。エントリーした後に動いた内容を考慮して毎回転売してしまっては、分析をする力はつきづらいでしょう。
また、転売をするとペイアウト率が下がってしまい、単純に利益を上げるのが難しくなります。
ペイアウト率が2倍なら勝率50%でもプラスマイナスゼロですが、ペイアウト率が1.80倍なら55.56%の勝率でやっとプラスマイナスゼロになります。
転売をして利確したときのペイアウト率は毎回変動するため一概には言えないものの、もしペイアウト率が1.2倍なら勝率83%でもプラスになりません。それほど転売によってペイアウト率が下がるというのは致命的です。
基本的に転売をしたほうが良い場面というのはなく、利用者にとっての利益になるものではなく、業者側が利益を出すものだと考えたほうが良いでしょう。
転売機能がある理由
転売機能があることで面白くなるという理由もありますが、転売機能は業者側が利益を得るために作っていると考えたほうが自然です。バイナリーオプションは特殊な投資で、自身のお金を使って実際に銘柄を運用するのではなく、ハイかローを当てれば業者側が設定した額をもらえます。
つまり、為替や商品指数などを使って運営と勝負するギャンブルのようなものです。当然運営側は経営をしていく必要があるため、利益を得られるだけのペイアウト率に設定して利用者にバイナリーオプションというサービスを提供しています。
実際、業者側が利益を得られないと判断された通貨ペアや銘柄は取り扱いがなくなったり、ペイアウト率が変動したりします。
あくまでバイナリーオプションというのは業者側との勝負なので、明らかにペイアウトが大きく下がってしまうハイローオーストラリアの転売機能は利用者にとって得になることはほとんどないと考えたほうが良いでしょう。
エントリーミスをしたときに使う
考えられる有効な転売の方法は、エントリーミスをしたときに使うというものです。エントリーをしたすぐ後に転売をして、価格に大きな変動がなければエントリー額の70%から90%が返ってきます。
もとの額からは大きく減ってはいるものの、分けてしまって0円になるよりは転売をして少しでも回収をしたほうが良いでしょう。今後長年にわたってハイローオーストラリアを利用するなら、何度かエントリーミスをしてしまうことも出てくるかと思います。
そんなときは転売によってエントリーミス時の損失を減らせるということを覚えておきましょう。
特定の場面で1日取引で使う
特定の場面に限りますが、1日取引で使えることがあります。たとえば月曜日の朝7時に行われる窓埋めです。
月曜日の朝7時は、土日のあいだに取引された分が一気に値動きします。その後、値動きした分を元の位置に戻すための「窓埋め」というのがおこなわれることが知られています。
月曜日の朝7時に窓が開いている場合、多くのトレーダーには「窓埋めをする」という心理が生まれるため、その流れに乗ることで高確率で勝てます。
しかし、ハイローオーストラリアは朝7時は1日取引しかできないため、窓埋めに参加するには1日取引をするしかありません。窓埋めによって勝ちの方向に値段が動いた場合でも、判定時間が1日だとその後の価格の変動によって勝てる見込みは減ってしまいます。
転売機能を使えば、窓埋めによって価格が勝ちの方向に動いたところで利益を確定させられます。もちろん、これまで紹介したように、転売で利確をしたところでペイアウト額はそこまで大きくはならないものの、このような勝算の高い窓埋めをするときは活用できるかもしれません。
ハイローオーストラリアの転売に関するよくある質問
- デモトレードで転売はできる?
- デモトレードでも転売は可能です。使い方は実際のトレードと変わりありません。いきなり転売を使うのが不安な人は、デモトレードで感覚を掴んでおくと良いでしょう。
- 転売をやりすぎると凍結になるって本当?
- 転売をしたからといって凍結になる可能性は非常に低いです。転売は運営側が用意している機能で、使い方に関しても特に制限はありません。そのため、転売をやりすぎて凍結したというのは、別の要因が絡んでいるのだと考えられます。「自動売買ツールを使って転売した」「複数口座を所有している人が転売をした」などの原因が考えられるでしょう。
- 利確のために転売を使うのはアリ?
- 利確のために転売を使うのはおすすめしません。「これ以上保有し続けると絶対負ける」「勝ち逃げできるタイミングは今しかない」という確証が生まれているならもちろん転売をしたほうが良いですが、転売時のペイアウト率の減少額を考えると多少のリスクを承知でエントリーし続けたほうが良いでしょう。
まとめ
- ハイローオーストラリアの転売を使えば利確や損切りができる
- 取引画面上部のマークから転売がおこなえる
- 利確・損切りができる以外に大きなメリットはない
- ペイアウト率が下がるのが特に大きなデメリットで、基本的には転売しない方が得
- 利益の計算も難しくなる
- テクニカル分析の上達を妨げてしまう可能性もある
- エントリーミスしたときには使いやすい
- 月曜日朝7時の窓埋め時には活用しやすい
ハイローオーストラリアの転売は利確や損切りができるのが大きな特徴です。しかし、ペイアウト率が大きく下がってしまうため、転売を使ったからといって稼ぎやすくなるということはありません。
利益の計算も難しくなりますし、やりすぎてしまうと逃げ癖がついてしまい、テクニカル分析を上達させる妨げにもなりかねません。そのため、特別な理由がない限りは使わないで良いでしょう。
月曜日の窓埋めや、エントリーミスをしたときのフォローなど、特定の場面で活用してください。